EMT 930st プロフェッショナル・ターンテーブルのメインテナンスの実際
*アイドラーは取り扱い説明書では毎年交換です。
*メイン・ベアリング・ボトム・プラグ(軸受部)
これほど汚れているものは稀ですが、定期的な点検・クリーニングは必須です。
再度、組み付ける際は必ずオイルシール(ガスケット)を新品と交換します。
*スピード調整用フェルトリング交換
古くなってくると、スピード調整が困難になります。
新品のフェルト・リングに交換。
*進相コンデンサ交換
おおよそ3年から5年毎に進相コンデンサの交換が必要です。
(モーターの底に触れて、振動を感じたら換の必用あり。)
*ターンテーブル・プラッター
アイドラーの当たる部分の汚れをクリーニングします。
ベアリング・ボールに錆び、キズがある場合は新品と交換します。
クリーニング後の状態
*ターンテーブル・ラバー・ベルトはヒビ割れ、伸びがあれば新品と交換。
写真はEMT927用です。
*モーター・ブラケット・ラバージョイント
ゴムのヒビ割れ、硬化が進むとモーターの振動がシャーシに伝わりますので交換。
(劣化した部品/左 と 新品/右)
*ネオン・ランプのちらつきは交換必用です。
*ピックアップのイルミネーションランプが切れたら交換