コンラッド・ジョンソンの新型スタンダード・モデル・プリアンプ、ET3の登場です。
本機はハイエンド・オーディオ市場において新しい標準機として位置付けられることを期待して
弊社が送り出すモデルです。
一見すると最上位機種の「GAT」の小型版ということがすぐ分かるとおもいます。
ファミリーという概念がより明確化されています。
本機のライン・ステージ回路は基本的に「GAT」のもの(6922三極管電圧増幅、
MOSFETフォローワーでの超低インピーダンスの送り出し)
と類似した構成です。DCレギュレーターはGATに採用されているオーディオ信号のDC電圧安定化回路を踏襲。
次に注目していただきたいのは本機で採用しているディスクリートレベル・コントロールです。
これは上位機種のGATやCT5でも採用されているものとバランス・コントロールが無いだけで同様のものです。
LPレコードファンの方々には最高品質と自負しているTEA1のフォノ・ステージ回路を採用した
オプションのフォノ・ステージ・カードをご用意しています。
本機は機能的にGATと同様、極めて柔軟性のある入力・出力機能をもっています。
6つのラインレベル入力(うち1系統はテープ用ループ回路)、更にホーム・シアター・システムに接続可能な
シアター・ループを備えています。全ての機能はリモコンで操作可能です。
本機で採用している部品の品質はGATのレベルには及びませんが、極めて高品位の部品を採用しています。
信号系とそれに関連する電源回路のコンデンサはポリプロピレン・コンデンサで構成しています。
全ての抵抗は精密金属皮膜抵抗を採用、実際のところ本機で標準的に採用している部品類は多くのメーカーで
「フラッグシップ・モデル」レベルかそれを超えるレベルのものです。
更に高品質のものをというお客様には最高品質の入力・出力端子、テフロン製バイパス・コンデンサ、
ビシェイ社製抵抗、スペシャル・エディションをご用意しています。
スペック
ET3 ライン・ステージ
ゲイン: 25 dB
最大出力: 20 Vrms
歪み率: 15% THD以下
インピーダンス: 100 Ω
周波数特性: 2 Hz ~ 100 kHz
ノイズレベル: 98 dB @2.5 V以下
位相: 逆相
真空管: 1x 6922
サイズ: 333D x 482W x 84H mm
重量: 5.8 kg
ET3 フォノ・ステージ(オプション)
ゲイン: ハイゲイン・モデル 54dB
ローゲイン・モデル40dB
RIAA 偏差: +/- .25 db (20Hz ~ 20kHz)
ノイズレベル: -80dB @ 10mV 入力
位相: 正相
真空管: ハイゲイン・モデル 3x
12AX7
ローゲイン・モデル 2x
12AX7, 1x 12AU7
全てのコンラッド・ジョンソン製品は一台一台丁寧にベテラン作業員により手作業で組み立てられ、各段階で基準を満たしているかをチェック、各種測定器により最終テストを経て出荷しています。使用構成部品の品質は製品の最終的性能、品質、耐久性に直接結びつくものと考えます。品質もコンラッド・ジョンソンが誇れるサービスの一つと考えています。
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